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故障直後の処置の基本「RICES処置」について |
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Rest(安静)、Ice(アイス=冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(拳上)、Support(固定)
応急処置時に必要な5つの処置の頭文字を取って「RICE(S)」処置と呼びます。「RICE(S)」処置を損傷直後に行うことで治癒を早め、競技への復帰を早めることができます。 |
Rest(安静):スポーツ活動の停止 |
ケガの直後から体内では自然治癒力が働いて痛めた部位の修復作業が始まります。しかし、無理をして運動を続けることで、その作業の開始が遅れてしまいます。その遅れが結果的に完治を遅らせることになり、リハビリテーションに費やす時間を長引かせてしまいますので、受傷後は安静にする事が大切です。 |
Ice(アイシング):患部の冷却 |
患部を冷やすことで痛みを和らげることができ、血管が収縮することで腫れや炎症を制限することができます。 |
Compression(圧迫):患部の圧迫 |
患部に適度な圧迫を与えることで、腫れや炎症を制限することができます。 |
Elevation(拳上):患部の拳上 |
心臓より高い位置に拳上することで、重力を利用して腫れや炎症を制限することができます。 |
Support(固定):患部の固定 |
受傷箇所を固定することで、腫れや炎症を最小限に抑えます。 |
RICE処置のQ&A |
いつRICE処置を行いますか? |
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受傷後に痛みや腫れ、炎症がある時、または慢性の症状がある時に処置を行います。 |
なぜRICE処置が必要ですか? |
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受傷後の回復を早めるためには、腫れや炎症を抑えることが重要です。腫れは治癒の初期過程では必要なものですが、大きくなりすぎると逆に治癒を遅らせることになるため、必要最低限にコントロールすることが重要です。 |
RICE処置にかかる時間は? |
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部位により異なりますが、15分から20分(RICE処置)が目安になります。そして、40分〜60分(RICE処置)の間隔を開けた後に再びRICE処置を行います。個別の症状によって異なりますが、受傷後24時間〜72時間はこのサイクルを繰り返します。 |
RICE処置は何を使って行いますか? |
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RICE処置に必要なものは、患部を冷却・圧迫・固定するものです。 RICE処置時に便利な道具としては、以下のものがあります。
コールドパック、アイスキャップ等。紙コップに水を入れて凍らせておいても良いです。 |
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